コルキニカという国をご存知だろうか。
それは、ロシアの近くにある、
国土は小さく、気温は平均14℃という寒い、
社会主義の国。
この小さな国の中には
幾つもの村があり、
空の色がグレイの日も、
雪の日も、
心は暖かく暮らしている
コルキニカ人がいる。
コルキニカの少女たちの普段着を、
身に纏うとどんな気持ちになるのかな・・・
(colkinikhaHP http://matild.com/colkinikha/ より 一部改)
「ファッションを軸に生きていこう」
そう景都が思えるのはファッションに様々な媒体の可能性を感じているから。
例えば、年に2回行うコレクションの展示会。
ギャラリーや、時には洋書屋を借りて行うその場において景都は、カタログや空間プロデュース、音やディズプレイの範囲に至るまで、すべて自ら手掛けるほどのこだわりをみせる。気になる店のバイヤーには直接声を掛けて会場に足を運んでもらい、バイヤーの目に留まればそこでマッチング成立となる。以前のように自分からここぞという店に「直談判」でcolkinikhaの商品を持参し交渉する営業も欠かさない。華奢なその身体の一体どこにそんなパワーが潜んでいるのか。
さらに、「いつかはファッションショーをやるのが自分の集大成だと思っています。」
と、大きな瞳の視線の先は、常に高い目標を捉えている。現在colkinikhaブランドを置く店は全国に40近くまでに広がり、さらに増加中である。