法学部法律学科4年 三木ゼミ所属
2002年3年生で司法試験に合格
―予備校はもちろんですが、大学の授業にはでていましたか?
「大学はちょこちょこいってましたね。1、2年目はだいたいでていたと思いますよ。出た授業に関してはしっかり聞いていましたね。」
―役にたちましたか?
「試験に直接役に立ったかはわからないですけど、予備校の勉強はどうしても試験に特化した試験対策的な勉強になってしまうので。少し息抜きという感じでもあったし。」
―その後3年生になって実際に試験を受けるわけですが自信はあったんですか?
「直前に模試とかがあるんですが、その結果をみて択一はいけるかなという思いはありましたね。論文は正直無理だと思ってました(笑)。半年くらい論文の勉強はしてなくて、択一が終わってから必死に取り戻そうとしていたので。現に受けてみても、そんなに自分でできたっていう感じじゃなかったんですね。運もよかったんだと思います。」
―実際、択一試験の段階で苦しんでいる人も多いと思いますが?
「好き嫌いってあると思うんですよ、あぁいう試験に関しては。僕はどっちかっていうと一つ答えが決まっているほうがすっきりするタイプの人間だったんで。嫌いな人にとっては割と細かいこともきかれるし、つらい部分もあるのかなと思いますけど、あればっかりは本当に自分がやらないと絶対に点数は伸びないっていう部分があって。」
―勉強はどんな方法でしていたんですか?
「基本的には予備校の授業にでて復習をしてみたいな感じですね。時間を決めて勉強とかできないんで、基本的に計画とかは立てないです。立ててもできないですから(笑)。それができる人はすればいいんだろうけど。ただ2年のときは計画たてなくてもなにかしらやることはありましたからね。」
―特別変わったことはしていないという感じですか?
「典型的に予備校の勉強しかしてないですね。予備校のテキストしか読んでなかったですから。基本書も読んでなかったし。(笑)。結局1回受けてみるまでやり方が正しいかどうかはわからないんで。駄目だったら翌年以降少しやり方を変えてみればいいわけで。」
―勉強するのが憂鬱になったりしたときはないんですか?
「論文の試験が終わった後ですね。今年は駄目だぁと思って鬱になってました。そのときは勉強は1ヶ月くらい全くしなかったですね。再開したのが9月の頭くらいって感じで。論文の合格発表が10月の頭くらいなんですけど、それは駄目だと思っていたので見にもいかなかったんですよ。インターネットでもちょっと遅れて見れるのでそれを見ようかなと思っていたら、先に友達から“おめでとう”とかいってメールがきてしまって(笑)。」
―最後の口述試験ですが、これはだいたい9割方合格すると聞きますが?
「聞いてる分には9割受かるんですけど、あれは1番つらいですね。逆に9割受かるけど1割落ちるわけじゃないですか。それがすごいプレッシャーになるし。周りも試験を勝ち抜いてきた人たちなんで自分が落ちても不思議じゃないなっていう感じは逆にすごいつらいですよねあれは。食欲も落ちたし、横になっても眠れないし本当に最悪でしたよ(笑)。」
―実際に合格したときはどんな気分でした?
「うれしかったですね。何がうれしかったって来年受けなくていいのが一番うれしかった。」
―最後に司法試験を目指している塾生へ一言お願いします。
「近年司法試験を目指す塾生が非常に多いですね。ほかの大学と比べても多いと思いますよ。それがいいのか悪いのかはなんともいえないですけど。でもやるんだったら頑張るべきだと思うし。やってる人の中でも中途半端な人も結構いると思うんですよ。とりあえずやっとくかみたいな。僕も始めたときは割とそうだったんであんまりは言えないんですけど、始めてからは最後までやろうという感じで僕もやってきたつもりなんで。もし本当に法曹になろうと思うんだったら少なくとも2年間は頑張ってみて欲しい。」
ありがとうございました。