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塾生インタビュー #11
■SFC−SPRING代表
 大野亜紗子さん

SFC Project Ring = spring
springというサイトをご存知だろうか?
「SFCにつながりを!」を目的とした,環境情報学部3年の大野亜紗子さんが呼びかけたプロジェクトである。プロジェクト開始わずか数ヶ月でSFCを代表するwebサービスとなったspring,その舞台裏の話を代表の大野さんにインタビューしてみた。




―springとはどんなプロジェクトですか?

 springとは「SFC Project Ring」の略で,一言で言うとSFCのイエローページです。個々の団体の活動などをwebを通して紹介するサイトで,隣のSFC生が何をやっているのかを知る為に作った団体です。SFCには自主的に様々な活動をしている人が多い一方で,残念な事にお互いの事を知らない場合が多く,そういった活動的なSFC生がつながればと思い作りました。springを通して,様々なSFC生が交流する事でSFC生のつながりがきちんとした形でアウトプットが発生すればいいなと思っています。


―大野さんはなぜspringを作ろうと思ったのですか?

 毎日のSFCにおける新たな出会いがきっかけですね。springが実際に形となって現れたのは大学3年生になってからですが,大学1年,2年の間培った自らの経験から、「SFCでのつながり」を実現できる場が少なすぎると感じ、それなら自分で作ってしまおうと大学3年の時に思ったのがきっかけです。その時この考えに共感して集まってくれた人たちにデザインが得意な人とプログラミングが得意な人がいたため、彼らと一緒にweb上で「SFCでのつながり」を目指した「SFC Project Ring=spring」の活動を始めました。SFCの人って,ベンチャー企業やNPO法人,市民活動など大学の外に向けて積極的に活動している人が多いけど,意外と身近な人でも何をやっているのか知らない場合が多いので,そのギャップを埋めるきっかけを作りたいと思い活動を始めました。


―springの活動はwebだけなんですか?

 基本的にwebが中心です。springの趣旨を達成するには,雑誌を発行するとか色々な方法があったのですが,たまたまwebに強い人たちが協力してくれたという事と,自分のできる範囲で始めたかったという事でwebを軸にspringを始めました。今はwebだけですが,将来的にこれだけに固執する必要はないと思っています。例えば,夏休み前にOFF会と称してspringで交流会などを開きましたけど,そういった事も今後の視野に入れてもいいかもしれないと思っています。

―springってどんな普段はどんな活動をしているのですか?

 初期メンバーは4名ぐらいで,いまはちょっと増えて7名で活動しています。基本的にspringは「場」の提供に特化していて,その中身となるイベント情報やサークル情報などは登録者(=主催者)自身が入力する形式なので,自分達がSFC内の情報を自ら集めなくても回るようになっています。
 その為,普段の活動は,サイトの改善が中心です。いかにユーザーにとって使いやすい仕組みにするかを常に考えていて,アンケート結果などを軸に改善しています。springのメンバーが忙しい人(ベンチャー企業の社長や,イベント企画の責任者,市民活動を行っている人など)たちなので,1ヵ月に1,2回SFCの近くに住むメンバーの家で合宿形式で一気にspringの内容を改善したりしています。


―springを作ってうれしかった事とかは?

 やっぱり使ってもらえて、その反応を聞くとうれしいです。オープン時は,学校に申請し、SFCの特別教室のパソコン待ち受け画面をすべて「spring」の壁紙にしたりしました。そういった宣伝効果のおかげか,SFC内での認知度がひろがっていき,例えば、生協などで「○○ってプロジェクトに入ってるんだ。springに載っているから見といて」って話を小耳に挟んだり,springのシステムを使って求人募集をしているサークルに人が入ったとか,そういったspringに対する反応を聞くと作ってよかったと思います。自分達の作ったモノに対して何らかの反応があるのが一番の喜びです。


―最後に塾生に対して何かメッセージを

 SFCに興味がある人もSFCに何かを知らせたい人もぜひspringをのぞいてください。
springを通して多くの塾生がより多くSFCの事を知ってもらえればうれしいです。
http://spring.sfc.keio.ac.jp/


取材   吉川英徳



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