■ミス慶應コンテスト2006プレイベント
 @渋谷109

慶應義塾広告学研究会が主催するミス慶應コンテスト2006のプレイベントが渋谷109前特設ステージにて10月14日、15日の二日間に渡り開催された。イベントのクライマックスにはウェディングドレス姿で登場するミス慶應候補者たちを一目見ようと若者からお年寄りまで、会場を埋め尽くすほどの人々がステージ前に押し寄せ、一時会場は異様な熱気に包まれた。涙あり笑いありの感動と興奮の二日間に慶應ジャーナル編集部が密着した。


正午。休日の家族連れや若者で賑わう渋谷109前特設ステージの前を慶應義塾広告学研究会のスタッフが慌しく行き来していた。いよいよミス慶應コンテストの目玉イベントである「ミス慶應コンテスト2006プレイベント」が始まろうとしていた。

ミス慶應コンテスト2006の出場者はエントリーナンバー順に

1.玉山民和 たまやま・みわ さん(法政3)
2.竹内由恵 たけうち・よしえ さん(法政3)
3.井島由香理 いしま・ゆかり さん(経2)
4.中村エマ なかむら・えま さん(法政2)
5.細井沙織 ほそい・さおり さん(法法1) 

軽快な音楽に合わせて候補者たちがステージ脇の階段から颯爽と登場すると、多くの通行人が足を止めて彼女たちの姿に見入り、それまで人影もまばらだったステージ前には人だかりができた。

当イベントは日本テレビ放送網の協賛により、さまざまな日本テレビの番組のパロディ企画が催された。
「ズームインミス」では各候補者に思い出の写真とともにエピソードを語ってもらい、キャンパスライフを覗いていった。それぞれがサークルや部活の友人などの写真とエピソードを紹介した。

「行列のできる恋愛相談所」では、VTRで流れる恋愛シチュエーションに対する候補者たちの意見をうかがった。
「恋愛では理想を追求するか、現実をとるか」というシチュエーションに対して、竹内さん、細井さん、井島さんは「理想」を、玉山さんと中村さんは「現実」を選び、それぞれの恋愛観を語った。また、「恋人からの束縛はありか、なしか」というシチュエーションに対して、慶應義塾大学の女子大生50人中43人が「なし」と答える中、「あり」と答えた玉山さんが「実はMなのではないか?」とMCから突っ込まれ、恥ずかしそうに苦笑いする場面もあった。

「世界一受けたいフラワーアレンジメント」では、候補者たちはサロンドフルールイコアの青木恵先生を始めとした3人の先生にレクチャーを受けながら、真剣な顔つきでブーケ作りに励んだ。「最優秀生徒」には井島さんが選ばれ、会場からは賞賛の拍手が送られた。

「Hair Make Show」では、北青山の人気ヘアーサロン「NATURA」の三人のスタイリストたちによって、候補者たちが希望するコンセプト通りにスタイリングをしてもらい、美しく変貌を遂げた。候補者に対し、MCが「萌えポーズ」を要求すると、カメラを構えずに油断していた熱心なヲタの方からは、シャッターチャンスは逃さんとばかりに「ちょっと待って!!」と、待ったの声が入り、一時会場はアキバのアイドル撮影会の様相を呈した。中でも竹内さんの「ボクシングの構え」には多くのカメラが向けられた。

「踊るミス御殿」では、テーマに基づいた投稿VTRを観て、それに対する候補者たちの意見をうかがった。
「他人にはわからない私だけの楽しみ」というテーマに対し、「小さい節約」と答えた中村さんは、ポイントを貯めるものの、特典をもらえるまでにはいかずに終わったカードがたくさんあるというエピソードを紹介し、MCから「恋愛には一途だが、ポイントに関してはチャラい」と突っ込まれる場面もあった。

「恋のから騒ぎ」では、2005年度ミス慶應に輝いた松岡りょう子さんを交えて恋愛話に華を咲かせた。
「初対面の相手のどこに注目するか?」との質問に対し、細井さんは「顔」と答え、会場を沸かせた。

クライマックスのウェディングドレスショーでは、それぞれが選んだウェディングドレスに身を包み、タキシード姿の男性にエスコートされて登場した候補者たちに対し、応援に来た家族や友人から歓声があがった。両親や友人への手紙を読む場面では、感極まって声をつまらせる候補者もあり、会場の涙を誘った。こうして二日間に渡るイベントはフラッシュの嵐とともに大盛況のうちに終わった。


「Every girl has dream 2 b princess.」


ミス慶應コンテスト2006のコンセプトにある言葉だ。ウェディングドレスをまとい、歓声を浴び、フラッシュの嵐に包まれる彼女たちはまさにプリンセスだった。
「ミスコン終わった気分です」とイベント終了後にある候補者が漏らした。まさに僕も同じ気持ちだった。勝手な親心からか、このまま和気藹々と終わってもいいんじゃないかなんて思ってしまった。それでもこのコンテストが終われば、もう彼女たちを見ることができなくなると思うとなんだか寂しい気持ちにもなった。
プリンセスたちの最後の舞台は、いざ三田祭へ

参考
慶應義塾広告学研究会
http://www.keioad.com/top.htm

ミス慶應コンテスト2006公式サイト
http://misskeio2006.campuscity.jp/













取材   後藤覚
 鄭有眞
 湊貴也
 吉田麻衣子


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