■ミス慶應コンテスト2006 エントリーナンバー1
玉山民和さん(法学部政治学科3年)

 最後に夜空を見上げたのはいつだろうか?忙しい毎日に追われて、空を見上げる余裕もない今日この頃。でも、ふと見上げると夜空には満天の星が広がっている。そんな夜空が大好きで、天体観測が趣味の玉山民和さん(法政3)。人前に出るとドキドキしてしまう彼女。だが、周りを気づかう気持ちは、人一倍。さりげなく人を気づかえる女性になるのが理想だとか。そんな玉山さんの雰囲気が伝わるインタビューを、どうぞお楽しみあれ。







玉山民和さんのBlogはこちら
http://misskeio2006.campuscity.jp/miwa/


■あっ、ミス慶應がいる!!

―まず、ミスコンに出ることになったきっかけを教えてください。
ファッションクリエーター(略称:ファックリ)というサークルがあるんですけど、2年生の秋くらいにモデルとしてスカウトされて、三田祭に出たんです。そこからファックリの人と仲良くなって、何回かショーに出させてもらったりしました。それで、春ぐらいにファックリの人から広研(広告学研究会の略称)に紹介されたのがきっかけです。

―紹介されたあと、ミスコンに出ることはすぐに決めたんですか?悩んだりとかは??
3年生だし、就活とかゼミもあるからすごく迷って、いろいろ考えました。でも、ファッションクリエーターのショーで、モデルをやらせてもらって、本当に楽しかったんです。ミスコンもそれに似たようなイメージがちょっとあって・・。思い出作りじゃないですけど、何か残せたらいいかなと思って出ました。でも人にいろんなことを言われて、つらいときは後悔するだろうな〜っていう感じはありました。

ちなみに、ミス慶應に対するイメージはどんなものだったんですか?
私はエールっていうテニスサークルに入ってるんですけど、2004年のミス慶應の久保田貴子さんが同じサークルの先輩なんですね。それで、1年生のときに、109のイベントや三田祭を見に行ったりして。サークルでの久保田さんを知ってたから、そんなにミスコンは遠いイメージではなくて。久保田さんを見て、「あ、ミス慶應の貴子さんがいる」って感じだったんです。でも、敷居が高いなっていうイメージはもちろんありましたよ。

―実際にミスコンに出てみて、出る前と、ミスコンに対するイメージは変わりましたか?
思ったよりも、何かこう和気藹々とって感じで。もっとツンツンした雰囲気なのかなって思っていたんですけど、すごくみんないい人たちで、仲良くなりたいなって思いました。本当に楽しいですよ。

注※ファッションクリエーター
慶應内のファッション系サークル。衣装の製作、ヘアメイク、ショーの企画から設置までを自ら行っている。

■人前に出るとドキドキする!?

―ミスコン出場を決めたときの家族や友達の反応はどうでしたか?
仲いい友達に少し相談したら、「結構つらいと思うから覚悟決めたほうがいいよ」って言われました。親はミス慶應というイベントをあんまり知らないから「出るよ」って言ったら「あ〜っ、そう」っていう感じでした。でもお母さんは、今は応援してくれていて、ここで服買いなさいとか言ってくれたりします。(笑)

―今までのミスコンの期間を通して、よかったなって思う瞬間はありましたか?
あまり話したりしてなかった友達から、キャンパスで「ミス慶應出るんでしょ〜。頑張ってね〜」とか言ってもらえたり、話しかけてもらえるのがすごくうれしいです。あと、全然連絡がなかった高校の友達からも、メールが来たりして。それで「頑張ろう!」って思えたりしました。

―人前に出るとドキドキすると聞いたんですけど、実際にそうなんですか?
人前に出るとすごく緊張してしまうんです。葉山のイベントは、めっちゃ緊張しましたよ。でもそういうのは直さないとダメじゃないですか。だから、109のイベントはこんなもんじゃないって思いながら葉山のイベントに行きましたよ。(笑)

■おっちょこちょいな性格

―では、次に玉山さん自身についてお聞きしたいんですが、普段はどのようにして過ごしていますか?
3年生になってからは、すごく忙しくなりました。バイトで家庭教師を週2回やっているんですけど、家から遠いので1日つぶれちゃいます。あとは、テニスで1日、ゼミで1日、残った時間に友達と会って遊んだりしています。それに、ミスコン活動と就活ですね。

―玉山さんはどんな性格なのかを教えてください。
性格はおっちょこちょいですよ〜。親にホンキで怒られます。そんなじゃ、将来子ども育てられないよってくらい言われちゃいます。

―例えば、どんなところがおっちょこちょいなんですか?
ホント些細ですけど、忘れ物して何回も家に取りに帰ったり。あと、何かし忘れるっていうのがすごく多かったり、よく転びそうになったりとか。大きいことにならないように気をつけなきゃなって思ってます。

―大きいことにならないように気をつけてくださいね。笑。では、玉山さんのチャームポイントは何だと思いますか?
小指の爪がきれいかなと…。他がホントないんで無理やり言ってみただけなんですけど、実際は大きさがちょうどいいかもと思う程度です。(笑)

■みんなありがとう

―ブログに「みんな」とか「みんなありがとう」って言葉が結構あったと思うんですけど、どんな意味が込められているのですか?
感謝してることは、ブログにすごく載せていますね。なぜかと言うと、ブログを書くときの気持ちが、みんなに会えてうれしかった、楽しかったなっていう気持ちで、それをブログに残しておきたいなって思うから。

―そういう感謝の気持ちはどういうところから来るのでしょうか?
何気なくしゃべってたりする中でも、なんだかすごく幸せな気分になるときってあるじゃないですか。そういう風な気分にさせてもらったことがわたしは幸せで、すごく自然なことなんです。面と向かっては言えないけどブログならそういうことも書けるから、気持ちが高ぶった日にブログを更新するって感じです。



■星に目覚める!?

―趣味が天体観測ということですが、いつから好きになったんですか?
星に目覚めたのは、小学生の時です。私、ちっちゃい時はインドアな感じで、手芸料理クラブに所属したり、図書館に通い詰めたりしてたんです。その図書館で星の本を見たときに、もうホントきれいでビックリして。「えっ」と思って空を見たけど、そんなに星ないしって感じでした。(笑)

―本で見るような夜空なんて滅多に見られるものではないですよね。それで、その後は?
小学生から中学校のときに、図書館で、難しい本じゃなくって、子どもが読むような星座の話や神話の話とかのコーナーにあった本を全部読んじゃったんですよ。今はあんまり覚えてないですけど…。そのくらいの時がピークですごく好きでした。そのときは天体望遠鏡が高くてねだれなかったんですけど、お父さんが双眼鏡を買ってきてくれて。そのときからマンションの屋上に行って、冬の空はきれいだから、コート着てマフラーして、ひとりで星を見ていましたね。

―東京の夜空って星があんまり見えないような気がするんですけど、星はきれいに見えるんですか?
双眼鏡だと5等星くらいまでは見れましたよ。その光を放った星が、もう何十万年も昔のものだと思うと、想像するだけで、何かすごくドキドキしてしまうんです。でも、高校生になったときくらいからは空もあんまり見なくなって、双眼鏡も使わなくなってしまいました。だから、今はたまに電車に乗って帰るときに空を見上げると「あっ、久しぶりだなこの感覚」ってことはありますね。なので、今となっては、天体観測を趣味って偉そうに言っちゃっていいのかなって思います。

■宝石のように輝く思い出の夜空

―ちなみに、今も星への想いは変わらないですか?
最近は、星の見た目だけじゃなくって、宇宙空間とかに興味があるんですよ。ニュートンっていう雑誌があるんですけど、そういう本だと4次元空間がどうとか、アインシュタインの相対性理論の説明の特集をやっているんです。最近はそういう物理学的な方に興味があって、いわゆる大人の向けの本なんかを図書館で借りたりしていますね。

―今まで見た夜空の中で、1番感動的だった夜空はどんな感じでしたか?
大学1年生のときに、サークルで合宿に行って、みんなで花火をしたんですよ。そのときに、空を見たらびっくりするくらい星がきれいでホントに感動してしまいました。それで、2年生になってまた同じようにその合宿に行って、同じ夜空を見たんです。1年前にここで花火をしたことを思い出して、「『感動した事を忘れないようにしようね』って言ってたのに、忘れてたね」って友達に言ったら、その友達が泣いちゃったんですよ。それで、わたしももらい泣きしちゃって。それが思い出の夜空ですね。なんか本当に宝石みたいでしたよ。

■気づかってるよって気づかせないような人になりたい

―玉山さんが魅力を感じるような、理想の女性はいますか?
1人いますね。半年間だけ、イタリアーノ(飲食店)でバイトしてたんですけど、そこの女性スタッフの方です。第1印象は厳しい感じで、怖かったんですよ。怒られたりして、やだなって思ったり。でも、他のスタッフの人に怒られて泣いちゃったとき、その女の人がさりげなく気づかってくれて。陰では頑張っているけど、人には見せないっていうのがすごく魅力的で、そういう女の人になりたいと思いましたね。容姿も魅力的な人で、みんなからの信頼もあって、ホントそんな人になれたらなって。

―そういう理想の女性になるために、心がけていることってありますか?
周りを気づかえる人になりたいっていうのがすごくあります。サークルでも今は幹部学年で、みんなを楽しませる方なんですよ。例えば、誰かが飲んで潰れてたら、介抱してあげたりとか。そうやって気づかいができて、それが目立つようじゃなくって、さりげなくできるような感じ。気づかってるよって気づかせないような人になりたいですね。

―逆に、好みのタイプとか、魅力を感じる男性はどんな人ですか?
かわいいのに、かっこいい。かわいいのに、中身が男らしいみたいな、そういうギャップに弱いんです。自分が引っ張ってるようにみえて、引っ張られてるのが理想かな。あとは努力家。何かに頑張っている人とかいいですよね。

■好きな服に関わって、暮らしていきたい

―最後に、将来の目標や夢を聞かせてください。
3年生で、これから就活なんですけど、今結構悩んでます。とりあえず、やりたいことをできてたらいいなと。アパレルに興味があるんで、最終的には、何かしらの形でアパレル関係の仕事につけたらいいなと思ってて。ゆとりのある生活をしながら、好きな服に関わって、暮らしていけたらいいなって感じです。あと、ロシアンブルーっていう猫を飼いたいですね。一見プライドが高そうなんですけど、甘えん坊で、あんまりうるさくないんです。(笑)

―今日は、どうもありがとうございました。


■玉山さんから読者の皆さんへのメッセージ(動画)

▲玉山さんメッセージムービー
(再生ボタンを押すと再生します。音量にご注意ください。)


取材 直江利樹・後藤覚



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