◆特集 - ミス慶應コンテスト2005
候補者インタビュー
ファンタジー小説が大好きという塚田さんは、まさにファンタジー小説の中から出てきた妖精のようにふんわりとどこかに羽ばたいていってしまいそう。しかし、将来の夢やSFCについて語る塚田さんは、1年生とは思えないほどの堅実さと大物さを感じさせてくれた。
■ミス慶應コンテスト'05 塚田千絵さんのBlog http://blog.duogate.jp/misskeio05tsukata/
―ミスコンに出たきっかけは何ですか?
SFCキャンパスで、確か四月のガイダンスのときにスカウトされたのがきっかけですね。友達と一緒のときにデジカメで写真を撮られて。その後に音沙汰はなかったんですけど、五月か六月に渋谷で自分の個人情報とかを書きました。そのときはまさか自分が残ると思っていなかったので、ギャグでした(笑)その頃はW+I&S(ダンスサークル・ドゥブルベ)の春公演に熱中していたので、ミスコンについてはふれていなくて、気付いたら日吉のお披露目でした。日吉のお披露目の日、選ばれていることも知らなかったんですよ!あの日は欠席じゃなくて、知らなかったんです(笑)「千絵ミスコン出てるの?」っていう友達のメールで知りました。それが始まりだったので、予想だにしない学生生活の第一歩になりましたね。春公演も終わったことだし、次に何やろうって思っているときだったので、サイドにミスコンの道を残しておいて、なかなかできないことだと思ったので、出ることにしました。
―家族や周りの反応はどうでしたか?
親は爆笑していました。姉に最初に話して、しばらくしてから母に話しました。友達は「がんばれよ」っていう感じでしたね。親も「がんばれ」っていう感じですけど、うけていました(笑)
―プレッシャーはありませんでしたか?
自惚れとか自分に自信があるとか思われがちですけど、自分に自信があるわけじゃないし、周りにはきれいな人がたくさんいるので、自分が出ていいの?という感じでプレッシャーはありました。
―ブログの反響はありますか?
いろんな人が読んでくれていてびっくりしますね。ブログのコメントで受験生の方がいたりして、いろんな方がいておもしろいなと思います。受験生の質問にはがんばれ、って思いながら答えています。
―普段はどんな学生生活を送っていますか?
サークルは学生委員会とW+I&S(ドゥブルベ)というダンスサークルに所属しています。ドゥブルベは、SFCだと一番有名な、JADEのような存在なんです。チアは自分でチームを組んでやっています。
―自分で集めて結成してしまうところがSFCらしいですね。
高校時代にバトン部のチアをやっていたので、また踊りたいよねって言って、先輩とかと一緒に結成しました。メインになったのは3人くらいいるんですけどね。やりたくない?って言って4年生の先輩に声かけたりしたんです。チームは結構強いんですよ。
―学生委員会に参加したきっかけは何ですか?
もともと広告がやりたかったんです。SFCでも最初は佐藤雅彦研究会に入りたくて、でももう募集してなかったんです。でも広告の分野もいろいろあるし広告の仕方を学びたいと思って。夏休みに出来ることを考え、イベントをやろうと思って、バイトでイベコンとかをやりました。チラシを配ったり、ゲームボーイミクロのタッチ&プレイを新宿でやったりして、博報堂や任天堂のいろんな立場の方とお話したりしました。そして、今度はアルバイトの下っ端ではなくて、イベントの主催をする方にたって企画をしてみたいと思って、ウェルカムパーティの企画に参加しました。
―広告をやりたいと思ったきっかけは何だったんですか?
中学3年生くらいのときに「ロード・オブ・ザ・リング」が上映されたんです。その前に「指輪物語」にはまっていたので、映画を観てものすごく感銘したんです。それで映像系をやってみたいと思って。どうしたら、人を惹きつけるものが創れるのかなとか人の意識や目の集まるものを創ってみたいと思って、広告系に興味を持ち始めました。
―それ以前は、何か興味を持っていたことはありましたか?
始めはスチュワーデスになりたかったんです!でもどんなにどんなに牛乳を飲んでも身長が伸びなくて(笑)そのために中学の頃から一年半くらい英会話学校に通って英語の勉強をしたりしていたんですけど、身長が伸びないのであきらめたんです(笑)
―意識が高いですね。(感嘆・・・)
暇が嫌いなんですよ!何か目標を決めてダーっと走っていないと生きている心地がしないんです。スケジュール表も結構埋めています。
―これだけは続けていること、などはありますか?
趣味ではダンスや読書ですね。読書は、大学受験前はファンタジーものがすごく好きで、ファンタジーしか読んでなかったんです。空想の世界に入り込んでいて(笑)でも受験をきっかけに、もっと社会のことを知ろうと思って、立ち読みで新書などを読むようになって。今は、歴史小説を結構読んでいます。以前は歴史小説を読むことに偏見があって、読んでいなかったんです。歴史を勉強していると、事実はわからないのに物語っぽくなっていることに偏見があって。でも読んでみたらおもしろかったんです。今まで読んでいたのは、西太后についてなどが書かれている『蒼穹の昴』(浅田次郎著、講談社)です。さっき読み終わってしまったので、次を探さないといけないんですよ!何かお勧めはありませんか?(笑)
では、ローマ人の物語とか三国志とか、司馬遼太郎さんもいいかもしれないですね(笑)
―SFCの授業はどうですか?
SFCではデザイン系の授業をとっています。でも、思うんですけど、SFCだといろんな授業を好きにとれてしまうんです。日吉だったら、例えば文学部だったら、学問の体系がちゃんとできていて順序になっているから身に付くと思うんですよ。でも、SFCだと、何でも好きにとれてしまうから、自分が学問体系の中でどういう位置にいるのかが不透明なので、難しいと思います。気付いたらばかになっちゃいそうなので、自分で本を読むようにしています。
―SFCは塚田さんにとってどんなところですか?
やっぱり自由なところかな。でも、責任や義務があった上での自由ですね。自分がやらないといけないことと、取りたい授業と、両方やらないといけないと思う。逆に、自分を持ってないと、SFCでは死にます(笑)お金がもったいないだけですよ(笑)まだ未知なので模索中ですけどね。自分でこの先輩はすごいなって思う人に意見を聞いたりしますね。
憧れている人は近くにいっぱいいます。
―1年生ということなんですが、これからどんな学生生活を送っていきたいですか?
留学はやっぱりしたいですね。韓国とか近いのに意外と知らないし、そういう国に行ってみたいです。いろんな人がいることをまず知らなきゃいけないと思います。
―では、どんな女性になりたいと思いますか?
オンとオフはちゃんとあって、切り替えがはっきりしてる人がいいな。リラックスしてるときはどへーっとリラックスして、ぱっと切り替えられる人がいいですね。
―ミスコンへの抱負や意気込みを聞かせてください。
ブログを読んで毎回コメントしてくれる方や、こうして取材して下さる慶應ジャーナルの方や、広告研究会の方が真剣にやってくれているので、わたし自身も真剣にやってそれに応えていかないといけないなと思います。ブログをがんばって更新していきます。三田祭に向けて、しっかりやっていきたいですね。ビタミンCを摂って、肌はきれいにね(笑)